「訪問看護業界も気になるけれど、経験や知識に不安があるし何よりベテランさんがするイメージ‥」
あなたはこのような想いから、訪問看護師になるのを敬遠していませんか?
訪問看護師は条件が良いところが多く、なんとなくの不安だけで候補からはずすのはもったいないです!
この記事では下記についてまとめています。
- 訪問看護師としての仕事で起こり得る具体例
- それを踏まえた上での訪問看護師に向いている人の6つの特徴
- 訪問看護師がベテランでなくても良い理由
知識や技術面から訪問看護師になるのを悩んでいたら、必ず参考になるはずです!
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訪問看護師に向いている人ってどんな人?
訪問看護師には、経験や技術力以上に求められるものがあります。
どんなに経験や高度な技術を持っていても、下記に当てはまらなければ必要な看護に結びつかなかったり、あなた自身が辛い想いをしたりする可能性があります。
逆を言えば、経験や技術力に自信がなくても下記の思いがあれば少しずつ力をつけていくことも可能です。
考えるのが好き・自ら行動できる
病院や施設では基本的に医師や上司の指示を受けて動くのに対し、訪問看護では自分で情報を集め・考え・行動することになります。
事前に訪問看護指示書も見るしケアマネさんなどから情報はあるものの、訪問してみたら情報から想像した情報とはかなり違ったり、訪問して初めて分かったりすることが多々あります。
以下はそれぞれの違いを簡単にまとめたものです。
これだけ見ると訪問看護師は”自分で全てを行う”イメージが先行するかもしれません。
ですが、訪問看護師も他スタッフやケアマネージャー、医師などそのご家庭に関係する方々と相談しながら動きますし、訪問中いつでも上司に相談連絡できる体制になっています。
その点では、訪問看護の場も病院や施設と同じくチーム医療の場であるので、「全て自分で行う」「全て自分だけの責任」と重く考えすぎなくて大丈夫です。
初めは病院や施設との違いに戸惑うこともあると思いますが、それに慣れると、自分で考えて動けることが私はとても嬉しく楽しかったです!
準備中:訪問看護師として働くことの楽しさ
コミュニケーションが好き・苦痛でない
看護師の仕事はどの職場でもコミュニケーションが重要ですが、訪問看護師になってみて、病棟・施設以上にコミュニケーション能力が求められるように感じました。
病院・施設では自分がうまく情報をとりきれなくても他のタイミングで他のスタッフが情報をとってきたり、基本的なルールがあるため他職種に何かを依頼するにも突拍子もない依頼ではなかったり。
究極、病院・施設ではコミュニケーションが苦手でも、きちんと処置やケアさえできれば、コミュニケーションで必要とされる部分は誰かしらがカバーできますよね。
一方で訪問看護では
- 限られた訪問時間内での利用者さん・ご家族からの情報収集
- ご家庭により全く異なる要望の確認
- 時には受け入れられない要望もありその説明
- 連絡手段の限られた遠方のご家族との連絡
- 風変わりなケアマネージャーさんとの交渉
- 医療的に不可でも利用者さんのQOLを高める希望の医師との交渉 etc‥
病院・施設でもクレーム対応は日常茶飯事ですが、あくまで医療の場にいることから現場のルールをベースとして話を進められます。
訪問看護の場合は、利用者さん・ご家族の考えをベースとして話を進めることから、似た状況でもよりコミュニケーション能力を求められることが多いのです。
先進医療にこだわっていない
訪問看護は利用者さんのご自宅にあるものと訪問看護バッグに入っているものだけで看護ケアを提供します。
採血ひとつにしても、肘枕なんてないのでティッシュケースをお借りしたりタオルを丸めたり‥
もちろん高度な医療機器もないし高度な治療も行われません。
利用者さん・家族と相談し、工夫しながら看護ケアを行えるのが訪問看護の楽しさですが、間違いなく病院で提供する看護とは大きく異なります。
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臨機応変に対応しようとする姿勢がある
訪問看護では、病棟や施設では当たり前にできていたことが訪問の場では通用しないことが多々あります。
- 点滴をかける場所がない!
→自宅のでっぱりやハンガーを工夫して利用 - お薬ボックスを使いたくない!
→利用者さんお気に入りのポーチを活用 - 明らかに通院が推奨される状況だが拒否
→ケアマネさんや担当医と調整し受診以外の方法を考える etc‥
病院や施設ではあらかじめ決まった方法や充実した物品があるのに対して、訪問看護ではそれぞれのご家庭に合わせたケアが求められます。
あなたの臨機応変さのレベルが高いか否かというより、それぞれのご家庭に合った対応を考えようとする姿勢があるかどうかが大切です。
利用者さんやご家族と相談してそれぞれにとってのベストな方法でケアを提供できるのが訪問看護師の楽しみでありやりがいです。
様々な看護・介護の視点を受け入れられる
病棟や施設では、あらかじめ決まっている医療者側のやり方をベースにした看護ケアの提供が基本ですよね。
一方で訪問看護師には、それぞれの利用者さん・ご家庭でのやり方をベースにした看護ケアの提供が求められます。
・このやり方、通常とは違うけれど‥
・もっといいやり方あるけれど‥
・病院なら完全にNGだけれど‥
そう思うことに日々遭遇することになるでしょう。
もちろん、間違っていることを訂正したりより良い方法を提案したりするのも訪問看護師の役目です。
それを理解してもらったうえで、利用者さん・ご家族が選択した方法で常識の範囲内であれば、医療的に不自然であってもその利用者さん・ご家族の正解になるのが訪問看護です。
様々な生活状況の人の家に入るのに抵抗がない
訪問看護師は当然ながら、日々全く知らない方のご自宅にお邪魔することになります。
その地区による傾向があるとはいえ、同じ地区内でもやはり様々なご自宅があります。
それぞれ極端な例を挙げましたが、あなたの生活とは全く違う環境のご自宅に訪問する可能性は十分にあります。
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訪問看護師になるにはベテラン並みの知識や技術がないとダメ?
先にも少し触れた通り、訪問看護師に求められるのはコミュニケーションです。
- コミュニケーションをとろうとする姿勢
- コミュニケーションに苦手意識を持っていない事
- 利用者さん・家族のことをより知りたいという気持ち
- 利用者さんに関連する他職種の人たちと情報を共有しようとすること
高いコミュニケーション能力が求められるわけではなく、上記の姿勢が大切です。
「何かがいつも違う気がする」
「利用者さんにこれができたら、あったらよりQOLが上がる‥」
そう思ったときに、ケアマネージャーや在宅医、他事業所などに伝えようと行動できますか?
それが難しい時に、上司や事業所内の他スタッフに相談できますか?
ベテランでどんなに経験と知識があっても、ここで動けなければ利用者さんの身体的変化を見逃したり、QOLを上げる機会を失う可能性があります。
技術力に関しても、自信がなかったり失敗したりした時には、他スタッフに相談やヘルプを求めれば良いのです。
もちろん理想はベテランで知識も経験も技術もあり、コミュニケーション能力が高いことですが、そんな人はいません。
特に訪問看護では多種多様の疾患・状況の利用者さんと関わるため、ベテランでも初めての事態に遭遇することは多々あります。
訪問看護師に求められるのがベテラン並みの知識・技術以上にコミュニケーション能力であること、伝わったでしょうか?
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まとめ
訪問看護師に向いている人の特徴をまとめました。
・一人で看護しきる自信がない‥
・ベテランじゃないとダメなのかな
・技術の不安がある‥
訪問看護業界に入るのに多くの人が持つ不安ですが、それよりも本質的に大切なことがあるのが伝わったでしょうか?
訪問看護にも24時間対応・リハビリメイン・精神科訪問看護など種類が多数あります。
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